問:(ア)〜(オ)の[ ] 内の漢字(または[ ] 内の漢字と同じ漢字を含むもの)を、次の各群の1〜5のうちから、それぞれ一つずつ選べ。
(ア)[タイ]ホ
(さまざまの点で文明が[タイ]ホし、)
(イ)[テン]カイ
(聖人にいたる図像が[テン]カイされているなら、)
(ウ)ギ[セイ]
(羊をギ[セイ]にして神に捧げる)
(エ)キ[ハク]
(人間の宗教感情がキ[ハク]になるのに比例して、)
(オ)[コウ]ソウ
(恣意的に[コウ]ソウされ発案されるのではない。)
(ア)イ[ジ]
(直接生命のイ[ジ]安危にかかわるがゆえに)
(イ)[ホ]ショウ
(自己の安全を[ホ]ショウしている以上、)
(ウ)[キン]チョウ
(その[キン]チョウにとうていわれわれは)
(エ)[トウ]ライ
(何か異質の匂の[トウ]ライに際しては)
(オ)タイ[ケイ]
(整然としたタイ[ケイ]をなしていない。)
(ア)ガン[ジョウ]
(十四五本の強健ガン[ジョウ]な植物の群立が)
(イ)[エン]チョウ
(誓子説の[エン]チョウの上に述べられたもので、)
(ウ)[ユウ]レツ
(「十四五本」と「七八本」との[ユウ]レツ論は)
(エ)[ゴ]カン
(よほど[ゴ]カンのにぶい者でないかぎり、)
(オ)ナッ[トク]
(動かぬゆえんをナッ[トク]することである。)
(ア)ハ[セイ]
(それに附帯し、それからハ[セイ]する現象である。)
(イ)[リョウ]ブン
(それはすでに過去の[リョウ]ブンに属してしまう。)
(ウ)ツイ[セキ]
(絶えずツイ[セキ]をつづける歴史家の筆によるのが)
(エ)[ソウ]サク
(資料と称する断片を[ソウ]サク、採集し、)
(オ)シュ[イン]
(そこにはたらくシュ[イン]がかれらのモラルである以上、)
(ア)[キ]カク
(実現されない空想的[キ]カクのごときものにすぎず、)
(イ)[カク]トク
([カク]トクされた或るものの単なる吐き出しではなく、)
(ウ)[ショウ]ドウ
(変えねば止まない[ショウ]ドウをもっている。)
(エ)スイ[シン]
(その後の無限の可能性へのスイ[シン]における)
(オ)ヒ[ヤク]
(内的持続によって、他の場合はヒ[ヤク]によって。)
(ア)イ[ドウ]
(またそれら相互間のイ[ドウ]を総合的に比較する)
(イ)[イ]ゼン
(対象への接近方法そのものには、[イ]ゼンとして、)
(ウ)[キョウ]イ
(たしかに、「[キョウ]イ的な発展」の記録であり、)
(エ)[レイ]ショウ
(「平和と繁栄」の[レイ]ショウである、)
(オ)[コウ]チョク
(みずからをその[コウ]チョク化から救い、)
(ア)[ソ]遠
(手に手をとってといった[ソ]遠な連れだち方では)
(イ)[キ]底
(「言語表現」といわれるものの[キ]底にあると)
(ウ)抑[セイ]
(立ち現れ方は抑[セイ]されねばならない。)
(エ)[ノウ]密
(言葉が[ノウ]密にこもっていることには)
(オ)[フ]号
(文字や[フ]号で長持ちのする記録として)
(ア)[ギョウ]縮
(社会の突然変異と[ギョウ]縮された急転的時間の)
(イ)[カク]離
(自分独りだけが[カク]離された孤独の経験なのであり、)
(ウ)[ショウ]華
(物語られ[ショウ]華されている経験からの)
(エ)[チク]積
(心身の底深くに注ぎ込まれ[チク]積されていく。)
(オ)[イン]律
(話を聞く際に受け取る抑揚や[イン]律の知覚、)
(ア)[シュク]図
(旅もやはり人生の一種の[シュク]図であるから、)
(イ)[ショウ]準
(特に後者に[ショウ]準を合わせながら語った昔話に、)
(ウ)一[ショ]
(旅スタイルも一[ショ]不在といってしまえば、)
(エ)排[ジョ]
(危険性は注意深く排[ジョ]されている。)
(オ)[スイ]退
(十八世紀になってイタリア喜劇が[スイ]退したのは)
(ア)[ガイネン]
(それに携わる「芸術家」という[ガイネン]は、)
(イ)[シチョウ]
(彼らは世界の最新の[シチョウ]のなかに生き、)
(ウ)[タンテキ]
([タンテキ]にこのことを語っています。)
(エ)[コウグウ]
(社会的に[コウグウ]されるようになった芸術家が、)
(オ)[ジュヨウ]
(現代のように娯楽にたいする[ジュヨウ]が旺盛で、)
(ア)栽[バイ]
(いくつかの重要な栽[バイ]植物をつくりだしたことは)
(イ)[エン]天下
(それは[エン]天下のつらい作業ではあっても、)
(ウ)気[カン]
(気[カン]を切開して、最期に言いたいことも)
(エ)[シコウ]錯誤
(悲惨な[シコウ]錯誤をかさねながら、)
(オ)模[サク]
(その模[サク]と努力の過程ではないかと)
(ア)器[カン]
(その器[カン]の示すさまざまな働きは恒常性を)
(イ)[キ]盤
(生物的な生存の[キ]盤そのものである生態系を)
(ウ)[テッ]底
(科学的知の一つの[テッ]底としての近代科学は、)
(エ)過[テイ]
(近代科学がその発達の過[テイ]で軽視したり)
(オ)[チク]積
(方法の点でも[チク]積された知識についても)
a 市[セイ]
(それを通じて、庶民の市[セイ]の生活の一端が、)
b [カン]過
(さらりと、水の流れるように[カン]過して行く。)
c 名[ショウ]
(少なくとも一刀三拝的な名[ショウ]気質の、)
d [ゾウ]作
(しぜんに、[ゾウ]作もなく働いた結果であった。)
(注)
1979年の共通一次試験のみの特徴
ここから下は正解を記載しています。
(ア)[タイ]ホ…退歩
(さまざまの点で文明が[タイ]ホし、)
(イ)[テン]カイ…展開
(聖人にいたる図像が[テン]カイされているなら、)
(ウ)ギ[セイ]…犠牲
(羊をギ[セイ]にして神に捧げる)
(エ)キ[ハク]…希薄
(人間の宗教感情がキ[ハク]になるのに比例して、)
(オ)[コウ]ソウ…構想
(恣意的に[コウ]ソウされ発案されるのではない。)
(ア)イ[ジ]…維持
(直接生命のイ[ジ]安危にかかわるがゆえに)
(イ)[ホ]ショウ…保障
(自己の安全を[ホ]ショウしている以上、)
(ウ)[キン]チョウ…緊張
(その[キン]チョウにとうていわれわれは)
(エ)[トウ]ライ…到来
(何か異質の匂の[トウ]ライに際しては)
(オ)タイ[ケイ]…体系
(整然としたタイ[ケイ]をなしていない。)
(ア)ガン[ジョウ]…頑丈
(十四五本の強健ガン[ジョウ]な植物の群立が)
(イ)[エン]チョウ…延長
(誓子説の[エン]チョウの上に述べられたもので、)
(ウ)[ユウ]レツ…優劣
(「十四五本」と「七八本」との[ユウ]レツ論は)
(エ)[ゴ]カン…語感
(よほど[ゴ]カンのにぶい者でないかぎり、)
(オ)ナッ[トク]…納得
(動かぬゆえんをナッ[トク]することである。)
(ア)ハ[セイ]…派生
(それに附帯し、それからハ[セイ]する現象である。)
(イ)[リョウ]ブン…領分
(それはすでに過去の[リョウ]ブンに属してしまう。)
(ウ)ツイ[セキ]…追跡
(絶えずツイ[セキ]をつづける歴史家の筆によるのが)
(エ)[ソウ]サク…捜索
(資料と称する断片を[ソウ]サク、採集し、)
(オ)シュ[イン]…主因
(そこにはたらくシュ[イン]がかれらのモラルである以上、)
(ア)[キ]カク…企画
(実現されない空想的[キ]カクのごときものにすぎず、)
(イ)[カク]トク…獲得
([カク]トクされた或るものの単なる吐き出しではなく、)
(ウ)[ショウ]ドウ…衝動
(変えねば止まない[ショウ]ドウをもっている。)
(エ)スイ[シン]…推進
(その後の無限の可能性へのスイ[シン]における)
(オ)ヒ[ヤク]…飛躍
(内的持続によって、他の場合はヒ[ヤク]によって。)
(ア)イ[ドウ]…異同
(またそれら相互間のイ[ドウ]を総合的に比較する)
(イ)[イ]ゼン…依然
(対象への接近方法そのものには、[イ]ゼンとして、)
(ウ)[キョウ]イ…驚異
(たしかに、「[キョウ]イ的な発展」の記録であり、)
(エ)[レイ]ショウ…例証
(「平和と繁栄」の[レイ]ショウである、)
(オ)[コウ]チョク…硬直
(みずからをその[コウ]チョク化から救い、)
(ア)[ソ]遠…疎遠
(手に手をとってといった[ソ]遠な連れだち方では)
(イ)[キ]底…基底
(「言語表現」といわれるものの[キ]底にあると)
(ウ)抑[セイ]…抑制
(立ち現れ方は抑[セイ]されねばならない。)
(エ)[ノウ]密…濃密
(言葉が[ノウ]密にこもっていることには)
(オ)[フ]号…符号
(文字や[フ]号で長持ちのする記録として)
(ア)[ギョウ]縮…凝縮
(社会の突然変異と[ギョウ]縮された急転的時間の)
(イ)[カク]離…隔離
(自分独りだけが[カク]離された孤独の経験なのであり、)
(ウ)[ショウ]華…昇華
(物語られ[ショウ]華されている経験からの)
(エ)[チク]積…蓄積
(心身の底深くに注ぎ込まれ[チク]積されていく。)
(オ)[イン]律…韻律
(話を聞く際に受け取る抑揚や[イン]律の知覚、)
(ア)[シュク]図…縮図
(旅もやはり人生の一種の[シュク]図であるから、)
(イ)[ショウ]準…照準
(特に後者に[ショウ]準を合わせながら語った昔話に、)
(ウ)一[ショ]…一所
(旅スタイルも一[ショ]不在といってしまえば、)
(エ)排[ジョ]…排除
(危険性は注意深く排[ジョ]されている。)
(オ)[スイ]退…衰退
(十八世紀になってイタリア喜劇が[スイ]退したのは)
(ア)[ガイネン]…概念
(それに携わる「芸術家」という[ガイネン]は、)
(イ)[シチョウ]…思潮
(彼らは世界の最新の[シチョウ]のなかに生き、)
(ウ)[タンテキ]…端的
([タンテキ]にこのことを語っています。)
(エ)[コウグウ]…厚遇
(社会的に[コウグウ]されるようになった芸術家が、)
(オ)[ジュヨウ]…需要
(現代のように娯楽にたいする[ジュヨウ]が旺盛で、)
(ア)栽[バイ]…栽培
(いくつかの重要な栽[バイ]植物をつくりだしたことは)
(イ)[エン]天下…炎天下
(それは[エン]天下のつらい作業ではあっても、)
(ウ)気[カン]…気管
(気[カン]を切開して、最期に言いたいことも)
(エ)[シコウ]錯誤…試行錯誤
(悲惨な[シコウ]錯誤をかさねながら、)
(オ)模[サク]…模索
(その模[サク]と努力の過程ではないかと)
(ア)器[カン]…器官
(その器[カン]の示すさまざまな働きは恒常性を)
(イ)[キ]盤…基盤
(生物的な生存の[キ]盤そのものである生態系を)
(ウ)[テッ]底…徹底
(科学的知の一つの[テッ]底としての近代科学は、)
(エ)過[テイ]…過程
(近代科学がその発達の過[テイ]で軽視したり)
(オ)[チク]積…蓄積
(方法の点でも[チク]積された知識についても)
a 市[セイ]…市井
(それを通じて、庶民の市[セイ]の生活の一端が、)
b [カン]過…看過
(さらりと、水の流れるように[カン]過して行く。)
c 名[ショウ]…名匠
(少なくとも一刀三拝的な名[ショウ]気質の、)
d [ゾウ]作…造作
(しぜんに、[ゾウ]作もなく働いた結果であった。)
(注)
4問だけです。詳しくは問題部分に記述