問:(ア)〜(オ)の[ ] 内の漢字と同じ漢字を含むものを、次の各群の1〜5のうちから、それぞれ一つずつ選べ。
(ア)[ボウ]ヨみ
(訓点に従ってただ[ボウ]ヨみする素読を)
(イ)[シ]める
(社会に地位を[シ]める階層が、)
(ウ)グン[コウ]
(グン[コウ]を競う中世までの武士とは異なり、)
(エ)ヨウ[イ]
(平時における自己確認もヨウ[イ]になります。)
(オ)[ケイ]キ
(文であるという意識が生まれる[ケイ]キにもなります。)
(ア)[イド]んで
(闘いを[イド]んでいるわけである。)
(イ)[ウナガ]さ
(覚醒を[ウナガ]さねばならない。)
(ウ)ツイ[キュウ]
(彼らをツイ[キュウ]し撃破しようとするわけだ。)
(エ)ド[レイ]
(コンピュータの夢のド[レイ]でしかないのに対して、)
(オ)[テイ]セン
(対独戦争の単独即時[テイ]センを決断した)
(ア)ドウ[リョウ]
(上下貴賤の差別なく、ドウ[リョウ]親族とても油断が出来ず、)
(イ)クウ[バク]
(又、考えている限り、クウ[バク]たる問題だろう。)
(ウ)[バン]ソウ
(絶えず琵琶の[バン]ソウが鳴っているのだが、)
(エ)クウ[ソ]
(大地を奪われ、クウ[ソ]な自由に転落する。)
(オ)シン[カン]
(冷たい強い風が吹いて、神社はシン[カン]としていた。)
(ア)[ソウ]ゾウ
(神が万物を[ソウ]ゾウしたことになっていて、)
(イ)[トウ]ライ
(この一点に降り注いでくるかのように[トウ]ライする)
(ウ)[カザ]る
(いまこの満天を[カザ]るかのように広がっており、)
(エ)[サ]け
(だから人間は闇を[サ]け、そこに光を投げかけて)
(オ)ハッ[キ]
(昼間の明るみの中でもっともその威力をハッ[キ]し、)
(ア)ク[チク]
(敵から逃避したり競争相手をク[チク]したりするのも、)
(イ)[セッ]シュ
(生きものがその環境から栄養を[セッ]シュする)
(ウ)シュウ[カン]
(ひとつのまとまった行動をとるシュウ[カン]がついている。)
(エ)セッ[ショウ]
(人間は環境とのセッ[ショウ]の中で新たな戦略を)
(オ)[ツ]くせない
(合理的に説明し[ツ]くせない不思議な場所に)
(ア)コウ[フン]
(コウ[フン]した声が侵入してきた。)
(イ)[コウム]る
(聴取状況の影響を[コウム]ることを見逃していない。)
(ウ)コウ[ヨウ]
(愛国心のコウ[ヨウ]に対してマス・コミュニケーションが果たしうる)
(エ)レン[サ]
(三つが同型的なレン[サ]をなしている。)
(オ)[サッ]カク
(彼女と直接に対話をしているような[サッ]カクを得ることが)
(ア)[キョ]ソ
(居間という空間がもとめるキョ[ソ]の「風」に、)
(イ)[カタマリ]
(「使用規則」をキャンセルされた物質の[カタマリ]が)
(ウ)[サラ]チ
(そこは雑草の生えたでこぼこのある[サラ]チであり、)
(エ)[ジュウ]マン
(その手がかりの[ジュウ]マンする空間だ。)
(オ)カケイ[ボ]
(ラジオを聴きながら、カケイ[ボ]をつける……。)
(ア)[スイ]タイ
(一七世紀にコスモスの観念が[スイ]タイし始め、)
(イ)[キタ]え
(自然に発達し[キタ]えぬかれた肉体を美しいとみる感性と、)
(ウ)[シ]め
(発育を妨げたり、[シ]め付けたりする美意識とが、)
(エ)イ[リョウ]
(さらにイ[リョウ]技術の発達によって、)
(オ)[ユウ]カイ
(建築の境界領域が曖昧になり、[ユウ]カイしつつあるのだ。)
(ア)[チク]セキ
(貨幣のかたちで[チク]セキしなければならないとする、)
(イ)[フ]ジョ
(いまだに共同体的な[フ]ジョの原理によって)
(ウ)[タイ]リュウ
(多数の人口が[タイ]リュウしていた。)
(エ)[ジュウ]ジ
(あたかも遠隔地交易に[ジュウ]ジしている商業資本家の)
(オ)コ[カツ]
(過剰人口もとうとうコ[カツ]してしまった。)
(ア)[ヒ]シャタイ
(対照的な[ヒ]シャタイが前提条件であるという)
(イ)[ジン]ソク
(不確かな腕に依るよりはるかに[ジン]ソク正確に、)
(ウ)ゾウ[ショク]
(同一物のゾウ[ショク]や再生であり、)
(エ)ヨ[ギ]
(変質をヨ[ギ]なくされる生きた世界の出来事であって、)
(オ)[シッ]コウニン
(画家とは、独裁者でも業務[シッ]コウニンでもなく、)
(ア)[コウ]ジョウ的
(裏切り・裏切られる[コウ]ジョウ的な不安によって)
(イ)ヘン[カン]
(連帯と裏切りとの相互ヘン[カン]が半所属の不安を)
(ウ)タ[カ]
(こうして最終的に獲得した財産のタ[カ]に応じて、)
(エ)[モウ]ゼン
(オニが[モウ]ゼンと迫ってくる。)
(オ)コウ[サク]
(オニのからだとほとんどコウ[サク]するようにしながら、)
(ア)シュ[ゴ]
(伝統の自覚とシュ[ゴ]、ないし伝統の否定と破壊と)
(イ)[キ]テイ
(伝統をもたないという捉え方によって[キ]テイされているが、)
(ウ)[タン]を
(古代ギリシアの哲学に[タン]を発したヨーロッパの)
(エ)[ツチカ]われた
(キリスト教によって長い間に[ツチカ]われたものだと)
(オ)[ヒソ]んで
(「進歩」の思想が[ヒソ]んでいるというところにある。)
(ア)[ソウ]チ
(実現するために開発した[ソウ]チである。)
(イ)[ハク]シャ
(人工照明の発達がそれに[ハク]シャをかける。)
(ウ)[ハイ]ジョ
(「場所性」が空間から[ハイ]ジョされ、)
(エ)[フ]みしめ
(参道を一歩一歩[フ]みしめながら歩いて行くと、)
(オ)ヨウ[ソ]
(時間的なヨウ[ソ]を含む概念である。)
(ア)[シン]ヨウジュ
([シン]ヨウジュか闊葉樹か、杉か松か、一本か二本か、)
(イ)[ヒ]マン
(いわば思考の[ヒ]マン症的徴候をもつ社会において、)
(ウ)シ[チョウ]
(啓蒙シ[チョウ]の時代以来人生の基本的態度に)
(エ)コン[キョ]
(優位におくことのできるひとつのコン[キョ]を与える。)
(オ)タイ[ケイ]
(彼はそれをタイ[ケイ]化することなく、世を去った。)
(ア)[キ]ネン
(永久に動かないようにとの[キ]ネンを籠めた、)
(イ)キネン[ヒ]
(キネン[ヒ]的な造型が、そこにあるわけではない。)
(ウ)[セイ]フク
(それは[セイ]フクすべき対象ではなく、)
(エ)[ク]ち
(壊れやすく[ク]ちやすく燃えやすい)
(オ)[バイ]カイ
(一服の茶を[バイ]カイとして、)
(ア)[カク]トク
(伝えるべき内容の[カク]トクにさきだって、)
(イ)[テイ]キ
(という概念を[テイ]キした。)
(ウ)[カン]キ
(聞き手の注意の[カン]キにさいして、)
(エ)[タイ]ジ
(子宮内の[タイ]ジが、母体の血流のリズム、)
(オ)[ジョウ]チョウ
(過度に[ジョウ]チョウであったり、)
(ア)[ヘダ]てて
(確固たる距離を[ヘダ]てて)
(イ)[カイ]ザイ
(「演劇」と「実生活」との間に[カイ]ザイした)
(ウ)[カン]ゲン
(白紙に[カン]ゲンされるのではない。)
(エ)[キザ]み
(過程の近似値を[キザ]み続ける事は)
(オ)[ソク]メン
(観客はそれを[ソク]メンから聞き取るのである。)
(ア)カイ[サイ]
(当然ながら作品の収集と展覧会のカイ[サイ]である。)
(イ)[シバ]り
(朝から晩まで椅子に[シバ]り付けられているというのは)
(ウ)リフ[ジン]
(あまりにリフ[ジン]というものである。)
(エ)[ヨウ]ゴ
(身を挺して[ヨウ]ゴしてくれる。)
(オ)[オチイ]る
(私たちは堂々巡りに[オチイ]るだけだろう。)
ここから下は正解を記載しています。
(ア)[ボウ]ヨみ…棒読み
(訓点に従ってただ[ボウ]ヨみする素読を)
(イ)[シ]める…占める
(社会に地位を[シ]める階層が、)
(ウ)グン[コウ]…軍功
(グン[コウ]を競う中世までの武士とは異なり、)
(エ)ヨウ[イ]…容易
(平時における自己確認もヨウ[イ]になります。)
(オ)[ケイ]キ…契機
(文であるという意識が生まれる[ケイ]キにもなります。)
(ア)[イド]んで…挑んで
(闘いを[イド]んでいるわけである。)
(イ)[ウナガ]さ…促さ
(覚醒を[ウナガ]さねばならない。)
(ウ)ツイ[キュウ]…追及
(彼らをツイ[キュウ]し撃破しようとするわけだ。)
(エ)ド[レイ]…奴隷
(コンピュータの夢のド[レイ]でしかないのに対して、)
(オ)[テイ]セン…停戦
(対独戦争の単独即時[テイ]センを決断した)
(ア)ドウ[リョウ]…同僚
(上下貴賤の差別なく、ドウ[リョウ]親族とても油断が出来ず、)
(イ)クウ[バク]…空漠
(又、考えている限り、クウ[バク]たる問題だろう。)
(ウ)[バン]ソウ…伴奏
(絶えず琵琶の[バン]ソウが鳴っているのだが、)
(エ)クウ[ソ]…空疎
(大地を奪われ、クウ[ソ]な自由に転落する。)
(オ)シン[カン]…深閑・森閑
(冷たい強い風が吹いて、神社はシン[カン]としていた。)
(ア)[ソウ]ゾウ…創造
(神が万物を[ソウ]ゾウしたことになっていて、)
(イ)[トウ]ライ…到来
(この一点に降り注いでくるかのように[トウ]ライする)
(ウ)[カザ]る…飾る
(いまこの満天を[カザ]るかのように広がっており、)
(エ)[サ]け…避け
(だから人間は闇を[サ]け、そこに光を投げかけて)
(オ)ハッ[キ]…発揮
(昼間の明るみの中でもっともその威力をハッ[キ]し、)
(ア)ク[チク]…駆逐
(敵から逃避したり競争相手をク[チク]したりするのも、)
(イ)[セッ]シュ…摂取
(生きものがその環境から栄養を[セッ]シュする)
(ウ)シュウ[カン]…習慣
(ひとつのまとまった行動をとるシュウ[カン]がついている。)
(エ)セッ[ショウ]…折衝
(人間は環境とのセッ[ショウ]の中で新たな戦略を)
(オ)[ツ]くせない…尽くせない
(合理的に説明し[ツ]くせない不思議な場所に)
(ア)コウ[フン]…興奮
(コウ[フン]した声が侵入してきた。)
(イ)[コウム]る…被る
(聴取状況の影響を[コウム]ることを見逃していない。)
(ウ)コウ[ヨウ]…高揚
(愛国心のコウ[ヨウ]に対してマス・コミュニケーションが果たしうる)
(エ)レン[サ]…連鎖
(三つが同型的なレン[サ]をなしている。)
(オ)[サッ]カク…錯覚
(彼女と直接に対話をしているような[サッ]カクを得ることが)
(ア)[キョ]ソ…挙措
(居間という空間がもとめるキョ[ソ]の「風に」、)
(イ)[カタマリ]…塊
(「使用規則」をキャンセルされた物質の[カタマリ]が)
(ウ)[サラ]チ…更地
(そこは雑草の生えたでこぼこのある[サラ]チであり、)
(エ)[ジュウ]マン…充満
(その手がかりの[ジュウ]マンする空間だ。)
(オ)カケイ[ボ]…家計簿
(ラジオを聴きながら、カケイ[ボ]をつける……。)
(ア)[スイ]タイ…衰退
(一七世紀にコスモスの観念が[スイ]タイし始め、)
(イ)[キタ]え…鍛え
(自然に発達し[キタ]えぬかれた肉体を美しいとみる感性と、)
(ウ)[シ]め…締め
(発育を妨げたり、[シ]め付けたりする美意識とが、)
(エ)イ[リョウ]…医療
(さらにイ[リョウ]技術の発達によって、)
(オ)[ユウ]カイ…融解
(建築の境界領域が曖昧になり、[ユウ]カイしつつあるのだ。)
(ア)[チク]セキ…蓄積
(貨幣のかたちで[チク]セキしなければならないとする、)
(イ)[フ]ジョ…扶助
(いまだに共同体的な[フ]ジョの原理によって)
(ウ)[タイ]リュウ…滞留
(多数の人口が[タイ]リュウしていた。)
(エ)[ジュウ]ジ…従事
(あたかも遠隔地交易に[ジュウ]ジしている商業資本家の)
(オ)コ[カツ]…枯渇
(過剰人口もとうとうコ[カツ]してしまった。)
(ア)[ヒ]シャタイ…被写体
(対照的な[ヒ]シャタイが前提条件であるという)
(イ)[ジン]ソク…迅速
(不確かな腕に依るよりはるかに[ジン]ソク正確に、)
(ウ)ゾウ[ショク]…増殖
(同一物のゾウ[ショク]や再生であり、)
(エ)ヨ[ギ]…余儀
(変質をヨ[ギ]なくされる生きた世界の出来事であって、)
(オ)[シッ]コウニン…執行人
(画家とは、独裁者でも業務[シッ]コウニンでもなく、)
(ア)[コウ]ジョウ的…恒常的
(裏切り・裏切られる[コウ]ジョウ的な不安によって)
(イ)ヘン[カン]…変換
(連帯と裏切りとの相互ヘン[カン]が半所属の不安を)
(ウ)タ[カ]…多寡
(こうして最終的に獲得した財産のタ[カ]に応じて、)
(エ)[モウ]ゼン…猛然
(オニが[モウ]ゼンと迫ってくる。)
(オ)コウ[サク]…交錯
(オニのからだとほとんどコウ[サク]するようにしながら、)
(ア)シュ[ゴ]…守護
(伝統の自覚とシュ[ゴ]、ないし伝統の否定と破壊と)
(イ)[キ]テイ…規定
(伝統をもたないという捉え方によって[キ]テイされているが、)
(ウ)[タン]を…端
(古代ギリシアの哲学に[タン]を発したヨーロッパの)
(エ)[ツチカ]われた…培われた
(キリスト教によって長い間に[ツチカ]われたものだと)
(オ)[ヒソ]んで…潜んで
(「進歩」の思想が[ヒソ]んでいるというところにある。)
(ア)[ソウ]チ…装置
(実現するために開発した[ソウ]チである。)
(イ)[ハク]シャ…拍車
(人工照明の発達がそれに[ハク]シャをかける。)
(ウ)[ハイ]ジョ…排除
(「場所性」が空間から[ハイ]ジョされ、)
(エ)[フ]みしめ…踏みしめ
(参道を一歩一歩[フ]みしめながら歩いて行くと、)
(オ)ヨウ[ソ]…要素
(時間的なヨウ[ソ]を含む概念である。)
(ア)[シン]ヨウジュ…針葉樹
([シン]ヨウジュか闊葉樹か、杉か松か、一本か二本か、)
(イ)[ヒ]マン…肥満
(いわば思考の[ヒ]マン症的徴候をもつ社会において、)
(ウ)シ[チョウ]…思潮
(啓蒙シ[チョウ]の時代以来人生の基本的態度になってきている。)
(エ)コン[キョ]…根拠
(優位におくことのできるひとつのコン[キョ]を与える。)
(オ)タイ[ケイ]…体系
(彼はそれをタイ[ケイ]化することなく、世を去った。)
(ア)[キ]ネン…祈念
(永久に動かないようにとの[キ]ネンを籠めた、)
(イ)キネン[ヒ]…記念碑
(キネン[ヒ]的な造型が、そこにあるわけではない。)
(ウ)[セイ]フク…征服
(それは[セイ]フクすべき対象ではなく、)
(エ)[ク]ち…朽ち
(壊れやすく[ク]ちやすく燃えやすい)
(オ)[バイ]カイ…媒介
(一服の茶を[バイ]カイとして、)
(ア)[カク]トク…獲得
(伝えるべき内容の[カク]トクにさきだって、)
(イ)[テイ]キ…提起
(という概念を[テイ]キした。)
(ウ)[カン]キ…喚起
(聞き手の注意の[カン]キにさいして、)
(エ)[タイ]ジ…胎児
(子宮内の[タイ]ジが、母体の血流のリズム、)
(オ)[ジョウ]チョウ…冗長
(過度に[ジョウ]チョウであったり、)
(ア)[ヘダ]てて…隔てて
(確固たる距離を[ヘダ]てて)
(イ)[カイ]ザイ…介在
(「演劇」と「実生活」との間に[カイ]ザイした)
(ウ)[カン]ゲン…還元
(白紙に[カン]ゲンされるのではない。)
(エ)[キザ]み…刻み
(過程の近似値を[キザ]み続ける事は)
(オ)[ソク]メン…側面
(観客はそれを[ソク]メンから聞き取るのである。)
(ア)カイ[サイ]…開催
(当然ながら作品の収集と展覧会のカイ[サイ]である。)
(イ)[シバ]り…縛り
(朝から晩まで椅子に[シバ]り付けられているというのは)
(ウ)リフ[ジン]…理不尽
(あまりにリフ[ジン]というものである。)
(エ)[ヨウ]ゴ…擁護
(身を挺して[ヨウ]ゴしてくれる。)
(オ)[オチイ]る…陥る
(私たちは堂々巡りに[オチイ]るだけだろう。)