問:(ア)〜(オ)の[ ] 内の漢字と同じ漢字を含むものを、次の各群の1〜5のうちから、それぞれ一つずつ選べ。
(ア)大[ハン]
(その情報の山の大[ハン]はしかし、)
(イ)[ソク]縛
(こっちの自由を[ソク]縛するのは困る)
(ウ)前[テイ]
(権力をもっていることが前[テイ]にあって)
(エ)賛[セイ]
(賛[セイ]してくれなくてもいいけど、)
(オ)直[セツ]
(たとえ直[セツ]の話題がそうであっても、)
(ア)[ソ]外
(社会から[ソ]外されたときほど弱い者はない。)
(イ)環[キョウ]
(土地の環[キョウ]や季節や土壌の質など)
(ウ)示[サ]
(重大な示[サ]も与えられている。)
(エ)[ショ]産
(考えるという働きの[ショ]産として、)
(オ)[ボウ]張
([ボウ]張しゆく大宇宙の果てを)
(ア)[フ]遍的
(誰に対しても[フ]遍的に通用する点で、)
(イ)幼[チ]
(幼[チ]さを笑いものにすることができる。)
(ウ)[ヒ]小
(自分の[ヒ]小さ、というよりは)
(エ)指[テキ]
(近代人はユングも指[テキ]するように、)
(オ)[ハイ]斥
(簡単に[ハイ]斥するのではなく、)
(ア)抑[ヨウ]
(喋り方、言い違え、言いよどみ、感情の抑[ヨウ]等々)
(イ)[コ]有
(あたかも私たちに[コ]有の<生きた空間>、)
(ウ)[ソウ]じて
([ソウ]じて言語の生命的要素を目ざめさせる方向への)
(エ)[キョウ]受
(物語的時間に同化することを文学[キョウ]受の必須の条件と)
(オ)[ダン]奏
(琵琶[ダン]奏の影響を認めなければならないでしょう。)
(ア)[ハイ]信
(存在する敵意や[ハイ]信であろう。)
(イ)特[コウ]薬
(この特[コウ]薬としては妊婦の腹にある)
(ウ)無[シ]
(懸命に生きてきた無[シ]の人生のはてに、)
(エ)[タイ]惰
(いささか[タイ]惰に、自在に、)
(オ)[カク]散
([カク]散しがちな現代の自我は、)
(ア)虚[ギ]性
(無力とその虚[ギ]性を明らかにせずに)
(イ)[カン]元
(成分分析によっては[カン]元しきれない)
(ウ)[シン]食
(「商品化の精神」が[シン]食して、)
(エ)[タン]的
([タン]的にいえば、女性の経験を)
(オ)水[ジュン]
(その不可視性の水[ジュン]を記述しうる言葉は、)
(ア)移[ショク]
(草木が移[ショク]される状態に似ているように)
(イ)[ビ]細
(極端に[ビ]細な感覚と化して)
(ウ)幾[ソウ]
(言葉は幾[ソウ]となく積み重なった過去の)
(エ)輪[カク]
(一つの輪[カク]をもつ存在にすぎない)
(オ)匹[テキ]
(生活体系の総体に優に匹[テキ]している)
(ア)[ショウ]突
(人間と人間のたたかいや[ショウ]突の)
(イ)[キン]張
(両脚の[キン]張を透かしつつ、)
(ウ)[リョウ]域
(広大な空間[リョウ]域が拡がっている。)
(エ)[キュウ]陵
(森林、[キュウ]陵、河原の石も、)
(オ)[ケン]現
(神が人間の前に現身となって[ケン]現するとは、)
(ア)[ケッ]作
(「少女」という[ケッ]作があるが、)
(イ)[コク]印
(いかにも陽水的な響きを[コク]印されたもの)
(ウ)色[サイ]
(目くるめく色[サイ]の群れすべてに)
(エ)[カツ]望
(<世界を知りたい>という[カツ]望に)
(オ)貴[チョウ]
(貴[チョウ]な解答であるように見えてくる。)
(ア)[ニン]意
([ニン]意にきりわけることを許さない、)
(イ)[ノウ]密
(ひとつながりの[ノウ]密な現在が経過する。)
(ウ)絶[タイ]
(絶[タイ]に見わけることができないのである。)
(エ)[シッ]走
([シッ]走している人間のひと足ひと足は、)
(オ)逆[セツ]
(ふしぎな逆[セツ]をはらんでなりたっている。)
ここから下は正解を記載しています。
(ア)大[ハン]…大半
(その情報の山の大[ハン]はしかし、)
(イ)[ソク]縛…束縛
(こっちの自由を[ソク]縛するのは困る)
(ウ)前[テイ]…前提
(権力をもっていることが前[テイ]にあって)
(エ)賛[セイ]…賛成
(賛[セイ]してくれなくてもいいけど、)
(オ)直[セツ]…直接
(たとえ直[セツ]の話題がそうであっても、)
(ア)[ソ]外…疎外
(社会から[ソ]外されたときほど弱い者はない。)
(イ)環[キョウ]…環境
(土地の環[キョウ]や季節や土壌の質など)
(ウ)示[サ]…示唆
(重大な示[サ]も与えられている。)
(エ)[ショ]産…所産
(考えるという働きの[ショ]産として、)
(オ)[ボウ]張…膨張
([ボウ]張しゆく大宇宙の果てを)
(ア)[フ]遍的…普遍的
(誰に対しても[フ]遍的に通用する点で、)
(イ)幼[チ]…幼稚
(幼[チ]さを笑いものにすることができる。)
(ウ)[ヒ]小…卑小
(自分の[ヒ]小さ、というよりは)
(エ)指[テキ]…指摘
(近代人はユングも指[テキ]するように、)
(オ)[ハイ]斥…排斥
(簡単に[ハイ]斥するのではなく、)
(ア)抑[ヨウ]…抑揚
(喋り方、言い違え、言いよどみ、感情の抑[ヨウ]等々)
(イ)[コ]有…固有
(あたかも私たちに[コ]有の<生きた空間>、)
(ウ)[ソウ]じて…総じて
([ソウ]じて言語の生命的要素を目ざめさせる方向への)
(エ)[キョウ]受…享受
(物語的時間に同化することを文学[キョウ]受の必須の条件と)
(オ)[ダン]奏…弾奏
(琵琶[ダン]奏の影響を認めなければならないでしょう。)
(ア)[ハイ]信…背信
(存在する敵意や[ハイ]信であろう。)
(イ)特[コウ]薬…特効薬
(この特[コウ]薬としては妊婦の腹にある)
(ウ)無[シ]…無私
(懸命に生きてきた無[シ]の人生のはてに、)
(エ)[タイ]惰…怠惰
(いささか[タイ]惰に、自在に、)
(オ)[カク]散…拡散
([カク]散しがちな現代の自我は、)
(ア)虚[ギ]性…虚偽性
(無力とその虚[ギ]性を明らかにせずに)
(イ)[カン]元…還元
(成分分析によっては[カン]元しきれない)
(ウ)[シン]食…侵食
(「商品化の精神」が[シン]食して、)
(エ)[タン]的…端的
([タン]的にいえば、女性の経験を)
(オ)水[ジュン]…水準
(その不可視性の水[ジュン]を記述しうる言葉は、)
(ア)移[ショク]…移植
(草木が移[ショク]される状態に似ているように)
(イ)[ビ]細…微細
(極端に[ビ]細な感覚と化して)
(ウ)幾[ソウ]…幾層
(言葉は幾[ソウ]となく積み重なった過去の)
(エ)輪[カク]…輪郭
(一つの輪[カク]をもつ存在にすぎない)
(オ)匹[テキ]…匹敵
(生活体系の総体に優に匹[テキ]している)
(ア)[ショウ]突…衝突
(人間と人間のたたかいや[ショウ]突の)
(イ)[キン]張…緊張
(両脚の[キン]張を透かしつつ、)
(ウ)[リョウ]域…領域
(広大な空間[リョウ]域が拡がっている。)
(エ)[キュウ]陵…丘陵
(森林、[キュウ]陵、河原の石も、)
(オ)[ケン]現…顕現
(神が人間の前に現身となって[ケン]現するとは、)
(ア)[ケッ]作…傑作
(「少女」という[ケッ]作があるが、)
(イ)[コク]印…刻印
(いかにも陽水的な響きを[コク]印されたもの)
(ウ)色[サイ]…色彩
(目くるめく色[サイ]の群れすべてに)
(エ)[カツ]望…渇望
(<世界を知りたい>という[カツ]望に)
(オ)貴[チョウ]…貴重
(貴[チョウ]な解答であるように見えてくる。)
(ア)[ニン]意…任意
([ニン]意にきりわけることを許さない、)
(イ)[ノウ]密…濃密
(ひとつながりの[ノウ]密な現在が経過する。)
(ウ)絶[タイ]…絶対
(絶[タイ]に見わけることができないのである。)
(エ)[シッ]走…疾走
([シッ]走している人間のひと足ひと足は、)
(オ)逆[セツ]…逆説
(ふしぎな逆[セツ]をはらんでなりたっている。)